町長がバスガイド〜幌加内町・細川雅弘町長編〜No.2:午後編・シィービーツアーズ

2018年8月9日(木)

バスの中での幌加内町・細川雅弘 町長によるバスガイドです。

▶ 三頭山(標高1009m)

北海道百名山のひとつ。私は登山が好きで、この三頭山には、春夏秋冬の季節ごとに100回くらいは登っている山です。皆様も機会があれば、是非チャレンジしてみてください。

▶ 政和地区のそばの花展望台

見渡す限りのそば畑を望む。

▶ そば畑の連作障害

そばは、昭和45年の米生産調整以来、半世紀に渡って栽培を行っています。ずっとそばオンリーで栽培している畑もあります。

連作障害はないといえば嘘になります。年を重ねると、収量や香りが落ち、粒も小ぶりになることもあります。

しかし、酪農からそばに転換した場合、草地は地力が強く、肥料を撒かなくても収量も高くなります。とはいえ、障害が0になることはありません。

▶ 酪農農家

平成10年代は、酪農農家が17件ほどありましたが、現在は、搾乳農家が2件、黒毛和牛農家が4件ほどになっています。

▶ 雨竜第一ダム見学

北海道電力が管理する雨竜第一ダム。普段は入れないところを、特別企画としてダムの堤体内見学が実施されました。200段を超える急な階段を上下しての見学でした。

雨竜第一ダム見学
雨竜第一ダム見学

ダム制水門を望む
ダム制水門を望む
ダムの放水風景
ダムの放水風景
橋の上から見学
橋の上から見学

▶ 朱鞠内湖での遊覧船乗船

第一ダムの貯水池である朱鞠内湖は、昭和18年に完成した発電用の人造湖(日本最大の湛水面積2,373ha。

周辺は朱鞠内道立自然公園に指定されています。森に囲まれたフィヨルドのような入り組んだ入江に、大小の島々が点在し、美しい自然に恵まれた湖を巡る約30分クルージングです。

小型の船なので、湖面ギリギリに進みます。

朱鞠内湖での遊覧船乗船
朱鞠内湖での遊覧船乗船
船内の様子
船内の様子

きらめく湖
きらめく湖
湖から水門を望む
湖から水門を望む
下船する皆さん
下船する皆さん

▶ 水のプレゼント

途中、水分補給のため、細川町長から、冷たいドリンクが提供されました。

冷たいドリンクを提供
冷たいドリンクを提供

車中では、幌加内町観光協会・古屋大輔さんから幌加内町のイベント等についてのPRがありました。

役場の観光担当・松岡さん
役場の観光担当・松岡さん

8月4日(土)開催「朱鞠内湖 湖水祭り」のご案内。もちまきや湖上花火大会が人気!

NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター主催の「朱鞠内湖プライベートガイドツアー」は、ガイドと共に奥地へ入り、幻の魚「イトウ」釣りを愉しむツアー。宿泊付きスペシャルプランは1人10万円です。

昭和29年に朱鞠内湖淡水漁業協同組合が設立され、幻の淡水魚「イトウ」の漁業権を取得。増殖義務があり飼育(孵化事業)を行っています。

▶ 幌加内町物産展・お土産ショッピング

幌加内町物産展
幌加内町物産展

細川町長より、「そば蜜サンデー(そばの実とそば蜜入りアイス)」そしてお土産に「そばかりんとう」が、参加者にプレゼントされました!

そば蜜サンデー
そば蜜サンデー

お土産のそばかりんとう!

そばかりんとう
そばかりんとう

この後、そば道場へと向かいます。

▶ 幌加内そば道場でのそば打ち体験

ニハそば(500g)。1グループ2〜3名に分かれの講習。そば打ち指導者による丁寧な指導を受けながらおよそ1時間の体験。打ち上がったそばは、それぞれお持ち帰り!

グループに分かれてそば打ち体験
グループに分かれてそば打ち体験

真剣に取り組む皆さん
真剣に取り組む皆さん
匠の蕎麦切り
匠の蕎麦切り

▶ 全国高校生そば打ち選手権大会(通称は「そば打ち甲子園」)

一般社団法人日本麺類業団体連合会が主催。今年8回目を迎える全国大会。昨年2017年の第7回は、団体30校、個人20名が参加。北海道幌加内高校は3年ぶり4度目の優勝を果たしました。(団体・個人ともに優勝)

お見送りのそば道場の皆さん
お見送りのそば道場の皆さん

▶ 旧沼牛駅見学

沼牛駅実行委員会の事務局長・飯沼剛史さんから説明がありました。

沼牛駅実行委員会の事務局長 飯沼剛史さんからの説明
沼牛駅実行委員会の事務局長 飯沼剛史さんからの説明

旧深名線の木造駅舎「沼牛駅舎」は、昭和4年11月8日開通。築89年、平成7年3月廃線から23年を迎えます。

地元農業者の方が、冬場に駅舎の屋根に積もる雪を下ろし、屋根の修繕などを行って沼牛駅を約20年間にわたり守り続けています。その行動に共感した若者たち(実行委員会)が、共に駅舎保存活動(復元修繕)を開始。クラウドファンディングを募り350万を超える支援金で屋根や、内部の基礎の修繕を実施。

駅舎内は、待合室、住居スペース(居間、寝室、台所、風呂場、玄関トイレ等)で構成されていて、自由に見学ができます。

旧深名線の木造駅舎「沼牛駅舎」
旧深名線の木造駅舎「沼牛駅舎」

駅舎内は、住居スペース
駅舎内は、住居スペース
修繕を重ねる駅舎
修繕を重ねる駅舎

ここで、細川町長・関係者皆さんとお別れです。

細川町長最後のご挨拶
細川町長最後のご挨拶

お見送りをする皆さん!
お見送りをする皆さん!
プレゼントのポストカード
プレゼントのポストカード
田んぼに映るシルエット
田んぼに映るシルエット

▶ 戎谷社長の最後の〆のご挨拶

戎谷社長の最後の〆のご挨拶
戎谷社長の最後の〆のご挨拶

今回のツアーは、体力増進ツアー、若さを保つ秘訣ツアーだと感じながら参加しました。雨竜第一ダムの堤体内見学では、230段もある階段の上り下りで、皆さん大変だったと思います。貴重な体験をさせていただきました。

そば打ち体験も皆さん真剣に取り組んでいらっしゃいました。おそばは、空気が抜けてしっかりこねたそばは、茹でても切れることなく美味しくいただけます。もし、途中で切れたら、切れ味が良いということで良いかもしれません。太めは温かいそばで、細めは冷たい盛りそばで涼しく召し上がっていただければと思います。

細川町長も初めてのガイドで、一生懸命誠実に、わかりやすくお話していただきました。都会では味わえない体験をさせていただき、暑いので水分補給として冷たいドリンクの提供など随所に役場職員の方々のおもてなしを受け、感謝しています。

最後皆さんにお知らせしたいこととして、この夏、札幌都心部のホテルと郊外の観光スポットを周遊する「さっぽろスマイルバス」が期間限定で運行します。ホテルから出発し、モエレ沼公園、サッポロビール博物館など巡るコースで、各停留所で自由の乗降できる、1日乗り放題の周遊バスです。インバウンドのお客様に対応するためにはじめたツアーでもありますが、お得で楽しい周遊バスとなっていますので、新しい試みとしてご案内させていただきました。

この町長バスガイドシリーズを中心に、皆さんにお得感のある楽しいツアーを企画したいと思っておりますので、また、このバスの中えお会いしたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

最後のお見送り
最後のお見送り

幌加内町の数々の魅力を知ることができ、沢山の貴重な体験をすることができたことに心から感謝申し上げます。素晴らしい感動をありがとうございました。

暮れゆく夕暮れ空模様
暮れゆく夕暮れ空模様

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バスツアー・シィービーツアーズ

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 ・Facebook「シィービーツアーズ(北海道中央バスグループ)」

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☆ noboru & ikuko

幌加内町

幌加内町役場:北海道雨竜郡幌加内町字幌加内4699
Tel:0165-35-2121
【面積】767.04 km2
【人口】1,546 人(2018.3.31)
【高齢化率】39.1 %(2018.1.1
【ホームページ】幌加内町 – 北海道の大自然の中で、日本一が3つあるまち