町長がバスガイド〜東神楽町・山本進 町長編〜シィービーツアーズ

2017年8月29日(火)

8月26日(土)、(株)シィービーツアーズ(戎谷侑男 代表・札幌市)が主催する「町長がバスガイド~東神楽町編〜山本進 町長」が開催されました。今回のバスツアーの添乗員は、川田えり子さんです。

中央場バス札幌ターミナル
中央場バス札幌ターミナル
添乗員の川田えり子さん
添乗員の川田えり子さん

この日は、朝からどしゃぶりの雨でしたが、出発の頃には太陽さんが顔をだし、青空のいいお天気に!

でも、1日中不安定な天候の繰り返し。バス移動中や建物内の見学中は、一時的なゲリラ雨に見舞われしましたが、幸いなことに「JAひがしかぐら収穫祭」や「はなの駅見学」等においては、雨が上がり、快適に楽しむことができました。

東神楽町・山本進町長は、昭和41年(1966年)生まれの今年51歳。現在、町長2期目を勤める若々しくハツラツとした町長です。

東神楽町・山本進町長
東神楽町・山本進町長

今回のコースは、道央道・旭川北ICにて、山本町長がお出迎えで合流。JAひがしかぐら収穫祭への参加、アルティモール東神楽店のレストラン「ブッフェ & カフェ omp(オンプ)」でランチ。

その後、交流プラザつつじ館にて、東神楽町の歴史を学び、町営育苗センター「はなの駅」を見学。旭川空港を見学後、匠工芸の旭川家具工場見学。

そして、温泉ホテル「森のゆ花神楽」の温泉で疲れを癒やす休息タイム。最後のお楽しみは、「田村ファーム」でのアイスクリームを堪能! 

東神楽町役場にて、山本町長とお別れし、札幌市へと向いました。中央場バス札幌ターミナルへ21時に到着。

旭川北ICにて、山本町長お出迎え
旭川北ICにて、山本町長お出迎え

▶ 東神楽町・山本進町長のお話

明晰・流暢な山本町長のお話
明晰・流暢な山本町長のお話

今朝、先程まで、東神楽町は大雨だったので、今日最初にご案内する「JAひがしかぐら収穫感謝祭」の開催が危ぶまれるほどでしたが、お陰様で皆様の日頃の行いが良いのか、現在このように晴れて、無事開催しています。

▷ 子供が多くて元気な町

東神楽町は、現在人口約1万400人。平成27年の国勢調査では1万233人であり、5年前の調査で10.1%増となっています。

北海道で一番人口増加している町であり、全国では10番目です。ひじり野地区のベットタウン化により急速に発展。さらに、東神楽町は、この10年間、北海道でも一番子供が多い町でもあり、生まれてくる子供が増加しています。子供が多くて元気な町です。

▷ 町の面積 68.5 km²

南北に細長い地形をしており、北海道179市町村の中で5番目に小さな町です。

自然の恵まれた町
自然の恵まれた町

▷ 農業

東神楽町は、上川盆地にあるひとつの町で、稲作が主産業。お米の品種「ゆめぴりか」の発祥の地がこの上川盆地です。2,400ヘクタールの水田で、「ななつぼし」「ゆめぴりか」「きらら397」などを栽培しています。
現在、国営の農地大型化事業が進められており、1枚の田んぼを2ヘクタールの水田にする計画です。

野菜は、昭和50年代から「グリーンアスパラガス」の栽培が開始され、現在でも美味しいと皆さんに喜ばれています。アスパラは5月が最盛期で、今は、とうもろこしが美味しい季節です。

また、東神楽町は枝幸町との交流があり、枝幸町から魚貝類が送られ、東神楽町からは野菜などを送っています。

農家は農業後継者が戻ってきて、農協青年部が増員し、新しい農業をやっていこうとする動きがあります。逆に農地が足りない状態にあります。
農家の若者が、自分たちで株式会社を作って直売をしたり、新しい加工に取り組んだり、農業女子が自分たちで直売スペースを作りったり様々なことを考案して積極的に行動しています。
こうして、若者も元気に農業に取り組んでいることもこの町の良い所だと思います。

恵み豊かな水田
恵み豊かな水田

▷ 開拓のはじまり:旭川の神楽村が母村

明治のはじめ、旭川の地に北の都・天皇の領地である「御料地」として「上川離宮予定地」が計画されるも実現せず、明治27年頃、貸下げという形で開発が進みました。
1894年が開拓の始まりとされています。真っ直ぐな道路をつくり、300間ごとに区画し、それぞれの農家に土地の貸し下げを行いました。

▷ 大雪山系を恵み豊かな土地

上川盆地の中でも、この土が、お米が良く穫れる滋味豊かな地域だったので、良質な水田栽培が継続しています。

この地域は、天気が良ければ、大雪山系の山々を望みながら、水田を見渡せる風景が広がります。大雪山系の恵みとして、地下水を利用しています。

明確なお話の数々。。。
明確なお話の数々。。。

▷ 東神楽町の新そば

JAひがしかぐら収穫祭では、今年収穫された新そばが提供されていますので、是非味わってみて下さい。
町内で蕎麦好きが集まり「そばの会」を作り、聖台地区では月1回日曜日には、公民館でそばを食べる会「蕎麦食わん会」が開催されています。毎月異なるメニュー(トマトそば、地元の旬野菜の天ぷらそばなど)が登場します。

▷ 町にある4つの小学校

東聖小学校(生徒数452名)、東神楽小学校(生徒数198名)、忠栄小学校(生徒数13名)、志比内小学校(生徒数8名)の4校があります。

食育に関しても、小規模の志比内小学校では、食材栽培から行う「オムライス」作りなど、独自の食育にも取り組んでいます(お米・野菜・卵など)。

▷ 山村留学に適した環境

志比内地区は田舎ではありますが、空港、マーケット、病院など比較的近くにあるので、生活するには便利な場所になっています。大規模な学校に馴染めないような都会人が、山村留学して移り住むなど人気のある小学校です。

▷ イベントの多い活気的な町

町内会ごとに多くのイベント開催され、子供を中心に若い家族が元気に行動しています。

▷ 宅地開発:工業団地・ひじり野住宅団地

ひじり野住宅団地は、町が第三セクターとして、平成元年から開発した団地。現在6,000人が居住しています。

▷ 大型ショッピングモール設立

ひじり野地区に平成16年にスーパーセンターベストム東神楽店がオープンし、2年前(2015年)に「アルティモール東神楽店」を増築。今日のランチは、その中のレストラン「omp(オンプ)」で食事することになっています。

ビュッフェ&カフェオンプにてランチ
ビュッフェ&カフェオンプにてランチ

▷ 子供が増加する要因

中学生まで医療費の無料化、学力支援、子育てを適した環境づくりなどが影響して、町に子供を持つ世帯が増加していると考えられます。東神楽町は、0歳から4歳までの子供の人口が増加した町として、全国で5番目(国勢調査による)です。

君の椅子贈呈
君の椅子贈呈

▷ 花の町

わが町の「花のまちづくり」は、昭和30年代に「蚊とハエのいない北海道建設運動」といった取り組みをきっかけに、生活環境保全から始まりました。庭先に花を植える活動が広まり、昭和40年代から「花いっぱい運動」へと発展。

昭和44年に「花のある職場コンクール」で役場が内閣総理大臣賞を受賞。さらに、平成12年の全国花のまちづくりコンクールでは最優秀賞の建設大臣賞を受賞するなど、現在に至るまで数多くの賞を受賞し、花の町づくりを行ってきました。

シンボルフラワーが存在するというよりは、町全体が綺麗に整えられ、花で飾られていることが、この町の特徴になっています。

町が直営で、毎年花の苗を12万本作っています。各町内会に花の苗を配り、各町内会で植えてもらっています。町の清掃活動が盛んに行なわれていて、町全体がとても綺麗です。

町の恒例行事として、年に4回(4月、6月、8月、10月)、日曜日の朝7時に町内会の皆さんが集まって、花植えや清掃活動を行っています。

花いっぱい・花づくりの町
花いっぱい・花づくりの町

▷ 花の苗を販売する直売所「はなの駅」

平成8年頃、町営育苗センターが新設。町で12万本の苗作っているのは道内でも数少ない町です。

去年、季節ごとに花の苗を販売する直売所「はなの駅」がオープン。多年草など、1000種にも及ぶ花の苗を育てます。敷地内にオープンガーデンが併設されています。販売は、月曜〜金曜の午前10時〜午後4時。

「はなの駅」オープンガーデンの花々
「はなの駅」オープンガーデンの花々

▷ 地震の無い町

旭川は、過去10年間で震度4が2回発生しただけで、ほとんど地震のない町と言えます。町民は地震に対する防災意識が少ないかもしれません。

昨年の8月の台風で田んぼの浸水が発生し、避難勧告が発令されたのは初めてで、農地災害などありましたが、大きな被害は免れました。

最近は、ゲリラ豪雨が多くて困っています。豪雨のとき雷が発生すると、停電になり、地下水のポンプも停止してしまいます。するとトイレも使用できなくなるので、困ります。

▷ 上川の御料地

御料地は良い土地とされ、良質のお米が穫れるとされています。
上川神社が御料地の中心になり、神楽岡、千代ヶ岡、八千代ヶ岡、栄岡と地区があり、千代に八千代に繁栄することを願って御料地の名が付けられたと言われています。

▷ 上川盆地の中でも雪が少ない町

東神楽町は、気温はマイナス20度を超え寒さは厳しいです。この町に旭川空港があるのは、雪が比較的少なく、吹雪かないので、飛行機の離発着に適しているからです。旭川空港の就航率は99.1%で、ほとんど飛びます。大雪で新千歳空港が欠航になっても、旭川空港では空港の除雪もしっかりしているので、欠航なく飛ぶと言われているほど、大雪に強い空港です。

▷ 旭川空港

昭和41年に1,200mの滑走路をもつ第三種空港として開設。昭和57年に滑走路は2,500mとなり、ターミナルも併設。平成18年には、定期国際線が就航。その後国際便が増加し、今後、国際線ターミナルが整備されることが予定されています。

旭川空港
旭川空港

バスの中では、山本町長の丁寧なお話が続きました。

▶ JAひがしかぐら収穫祭

地元の野菜や特産品の販売、牛乳やお米・ななつぼしのプレゼント、東神楽中学校ブラスバンドの演奏、神楽獅子舞保存会の演舞、義経桜太鼓の演奏など盛り沢山のイベントです。

JAひがしかぐら収穫祭
JAひがしかぐら収穫祭

新そばは、2017年東神楽産「キタノマシュウ」。一番刈りの絶品新そば! 
東神楽聖台手打ちそば研究会メンバーによる手打ちそば「御料地おろしそば」は、大根おろし・花かつお・ネギがたっぷり入ったご当地ぶっかけそばです。

新そばコーナー
新そばコーナー
その場で手打ち!
その場で手打ち!
御料地おろしそば
御料地おろしそば
神楽獅子舞保存会の演舞
神楽獅子舞保存会の演舞
躍動感溢れる獅子舞の演舞
躍動感溢れる獅子舞の演舞

▶ アルティモール東神楽店レストラン「ブッフェ & カフェ omp(オンプ)にてランチ

ショッピングモール「アルティモール東神楽店」の中の「BUFFET & CAFE omp(ブッフェ アンド カフェ オンプ)」でのランチ。

生地をこね、石釜で焼く焼き立てピザ、職人さんが握るお寿司などの出来たての美味しさが楽しめるバイキングレストランです。

地元の新鮮野菜、お米は東神楽産米「ななつぼし」、デザートは、子供達に人気のチョコレートファウンテンをはじめ、フルーツや色とりどりのケーキが盛り沢山!!!

アルティモール東神楽店
アルティモール東神楽店
BUFFET & CAFE omp(ブッフェ アンド カフェ オンプ)
BUFFET & CAFE omp(ブッフェ アンド カフェ オンプ)
バイキングスタイルで盛り沢山!
バイキングスタイルで盛り沢山!
石釜で焼く焼き立てピザ
石釜で焼く焼き立てピザ
新鮮野菜たっぷり!
新鮮野菜たっぷり!
チョコレートファウンテンなどのデザートコーナー
チョコレートファウンテンなどのデザートコーナー
豪華ランチ!
豪華ランチ!
バスの移動中、ゲリラ雨!
バスの移動中、ゲリラ雨!

▶ 交流プラザつつじ館

町の歴史や昔の民具など1,200点に及ぶ資料が展示されています。山本町長のお話を伺いながら、東神楽町120年の歴史を垣間見ることができました。

交流プラザつつじ館前の花壇
交流プラザつつじ館前の花壇
郷土資料展示室
郷土資料展示室
山本町長のお話を伺いながら。。。
山本町長のお話を伺いながら。。。
昔の民具
昔の民具

▶ 町営育苗センター「はなの駅」

毎年12万本の苗を育てる町営施設です。昨年直売所がオープンし、チップ敷き詰められた、オシャレにアレンジされたオープンガーデンがとても素敵でした。

はなの駅(町営育苗センター)
はなの駅(町営育苗センター)
花の苗がいっぱい!
花の苗がいっぱい!
よりどり12個で なんと!200円
よりどり12個で なんと!200円
ハウス内の多種多様なフラワー
ハウス内の多種多様なフラワー
新設されたオープンガーデン
新設されたオープンガーデン
秋色に染まるフラワーアレンジ
秋色に染まるフラワーアレンジ

▶ 旭川空港

「就航率99.1%、雪でも欠航しない、大雪に慣れているから冬でも安心な旭川空港」のキャッチフレーズを掲げた、開設50週年の歴史を誇る空港です。今後、国際線やショップ・フードコートなどの増設が計画されているそうで、楽しみです。

旭川空港見学
旭川空港見学
到着ロビー
到着ロビー
出発ロビー
出発ロビー

▶ 匠工芸

木製家具専門メーカーの株式会社匠工芸(桑原義彦 代表取締役・1979年創業)は、総勢40人の職人・デザイナー・技術スタッフが日々精魂込めて手仕事の家具づくりに励んでいます。

営業を担当されている桑原さんよりご丁寧な説明がありました。土曜日とあって、工場がお休みで職人さんの仕事ぶりは拝見できませんでしたが、普段入ることのできない工場内をじっくりゆっくりと見学することができました。改めて、一作品一作品に対する、手づくりの熱い思いの深さが伝わってきました。

匠工芸
匠工芸
工場案内は営業担当の桑原さん
工場案内は営業担当の桑原さん
好きな椅子に座って説明を受ける皆さん
好きな椅子に座って説明を受ける皆さん
工場内見学
工場内見学
完成を待つ椅子たち
完成を待つ椅子たち
家具制作技能士1級・2級資格取得率90%以上
家具制作技能士1級・2級資格取得率90%以上
匠の技を生み出す道具たち
匠の技を生み出す道具たち
匠の手仕事を極めた珠玉のシリーズ
匠の手仕事を極めた珠玉のシリーズ
玄関でお見送りする桑原さん
玄関でお見送りする桑原さん

▶ 温泉ホテル「森のゆ花神楽」

皆さん、良質の天然温泉にゆったりと浸かって、旅の疲れを癒やしていらっしゃいました。
山本町長からのお土産は、握りたての「おにぎり(東神楽産・北斗米)」 & 「小麦薫るラーメン(JA東神楽販売)」 & お茶!!!
帰途のバスの中で、おにぎり2個(ごま塩・海苔おかか)を美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

温泉ホテル「森のゆ花神楽」
温泉ホテル「森のゆ花神楽」
お土産を準備中。。。
お土産を準備中。。。
おにぎりとラーメンとお茶!
おにぎりとラーメンとお茶!
ホテルスタッフのお見送り
ホテルスタッフのお見送り

▶ 田村ファーム

田村牧場の朝一番の搾りたて牛乳で作る絶品のアイスクリーム! フレッシュな風味とクリーミーな味わい深い美味しさを堪能できるアイスクリーム&ジェラードです。

旅を締めくくる味にふさわしい、心がとろけるほど美味しいスイーツでした!お庭からの風景も素晴らしい♬

田村ファームの牛ちゃんたち
田村ファームの牛ちゃんたち
アイス工房田村ファーム入り口
アイス工房田村ファーム入り口
坂を登って。。。
坂を登って。。。
アイス工房
アイス工房
各種ジェラード
各種ジェラード
旅の終わりにふさわしい〆アイス(ジェラード)
旅の終わりにふさわしい〆アイス(ジェラード)
田村ファームを望む風景
田村ファームを望む風景

明確な言葉で、丁寧に語る山本町長のお話は、東神楽の魅力を余すところなく知ることのできた、素晴らしいバスツアーでした。ありがとうございました。

東神楽役場
東神楽役場
山本町長の最後のお見送り
山本町長の最後のお見送り
役場前の花壇
役場前の花壇

花を愛しみ、育んで、花の魅力溢れる美しい花の町、子供を育てやすい環境の中で、ヤングファミリーが元気に活気づく町・東神楽町、町を知り尽くした山本進町長が流暢に語るバスツアーに、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。

緑の水田と青い雲
緑の水田と青い雲

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▶ バスツアー・シィービーツアーズ

 ・ホームページ・バスツアー「旅する」
 ・Facebook「シィービーツアーズ(北海道中央バスグループ)」

☆ noboru & ikuko

東神楽町(ひがしかぐらちょう)

地図:東神楽町役場:北海道上川郡東神楽町南1条西1丁目3番2号
Tel:0166-83-2111

【面積】68.5 km2
【人口】10,350 人(2017.7)
【高齢化率】24.6 %(2017.1.1
      
【ホームページ】東神楽町

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