2018年4月13日(金)
風速10メートル以上の風の吹く日が、年間290日以上あるという「襟裳岬」。
襟裳岬の地名は、アイヌ語で「エンルム(岬)突き出た頭」を意味するとのことです。訪問時は風速12m〜13mくらいだったようです。

▶ 風の館
ガラス越しに、沖合い数キロまで連なる岩礁群を堪能できる展望コーナーにて。。。

▶ 館長による説明
岩場に棲息するゼニガタアザラシの話し(寿命は、歯で判断し、35歳位が最高齢とのこと)、日高昆布の8割の水揚げを誇るえりも町、コンビニの3社がえりも町の日高昆布を使用、えりも町の風の話しなどなど様々な説明をしてくださいました。

▶ 風のシアター
自然写真家の倉沢栄一さんが撮影した「アザラシの棲む岬」を上映。ゼニガタアザラシ生態、昆布漁などえりも町の魅力が紹介されています。


えりも町・大西正紀 町長から、お土産に「ちょうちょ貝」のプレゼントです。ピンク色の蝶々の形をした可愛い貝殻です。

車中、大西町長のお話を伺いながら、郷土資料館「ほろいずみ」・水産の館へと向かいました。

えりも町の名称となったのが、昭和45年。以前は幌泉町。当時ひらがなの自治体の名前は珍しく、ニセコくらいでした。
えりも砂漠だったこの地域は、昭和28年から緑化事業を開始。地元の人々の手により、春は植林、秋は枝の伐採などの管理を行い、国有林として60年継続しています。
平成18年、天皇皇后両陛下が、えりも町の植林地に行幸されました。植林地は、風で植林がとばされないように、腐った海藻を敷き詰めていました。天皇皇后両陛下は、海藻を手にとって、真剣に視察されていらっしゃいました。
この植林地に、毎年、JICAの事業として、およそ12か国の政府関係者が視察に訪れています。
この緑化地を題材として、浦河町出身の監督による映画化の話しが進んでいます。緑化事業が開始した当時の模様をよく知る、町民の方々(当時10歳代〜20歳代)の出演の可能性もあるということで、町全体で協力体制に入っているとのことです。
風よけの柵や水分調整を行うなどの様々な整備を続けています。将来的には、黒松の植樹(針葉樹)だけでなく、広葉樹の植林も予定されています。
連なる日高山脈。。。
海岸線につながる砂浜・百人浜の伝説(難破して百人打ち上げられた伝説、日高アイヌと十勝アイムが争ったという伝説)について、そして悲恋沼という悲しい伝説の小さな沼についてのお話など。。。
向かうは、えりも町でも2番目に大きい集落である「庶野地区」です。この海域は、ししゃも漁になっています。また、ミズダコが捕れます」と大西町長のお話です。
次は、郷土資料館「ほろいずみ」・水産の館へと向かいます。
▶ 町長がバスガイド等・関連記事
・えりも町長・様似町長編 〜 No.1:総集編(2018年4月11日)
▶ バスツアー・シィービーツアーズ
・ホームページ・バスツアー「旅する」
・Facebook「シィービーツアーズ(北海道中央バスグループ)」
☆ noboru & ikuko
えりも町
役場:北海道幌泉郡えりも町字本町206番地
Tel:01466-2-2111
【面積】283.9 km2
【人口】4,744 人(2018.3.31)
【高齢化率】29.5 %(2017.1.1)
【ホームページ】北海道えりも町 – 海と大地のふるさと