2018年4月23日(月)
様似郷土館から等澍院へと向かいます。
様似郷土館には、国指定重要文化財に指定されている等澍院古文書をはじめ、蝦夷三官寺、矢本家文書などの貴重な書類、アイヌ民族の歴史、開拓時代の生活用品、産業資料などが展示されています。
学芸員さんより、等澍院古文書や蝦夷三官寺などについての説明がありました。
様似郷土館は、昭和42年開館で、今年51年目を迎えます。
▶ シャマニ会所絵図
文久元年(1861年)に作られた絵図。松前藩に献上するためのもので、現在も残る親子岩などが描かれています。

▶ 等澍院
等澍院は、江戸幕府の蝦夷地統治の一環として建立された蝦夷三官寺の筆頭寺であり、徳川十一代将軍家斉公が創建。天台宗の寺院であり、山号は歸嚮山。

等澍院は、何度も移転改築を繰り返し、現在、建立当時の面影を残すものは護摩堂のみとのことです。

▶ 護摩堂内部
「柱や梁の一部には、古い木材が使われています。護摩堂は、護摩祈祷をする堂場で、毎月、お不動産の縁日に護摩祈祷をします。
200年の歴史の中で、何度も移転改築が繰り返されたために、護摩堂と龍神堂が対になって建てられていましたが、最後に護摩堂だけが残されました。この護摩堂には、不動明王様と龍神様が祀られています」。と、説明してくださった、大久保和行 副住職。

本堂に移動し、副住職・大久保和行さんよりお寺の歴史などについてお話を伺いました。

等澍院は天台宗の寺院で、正式名称は歸嚮山厚澤寺等澍院。1806年に江戸幕府が建立した直径の官寺であり、伊達有珠の善光寺(浄土宗)、厚岸の国泰寺(臨済宗)と並び「蝦夷三官寺」と呼ばれた寺院(天台宗)です。

▶ 百万遍念珠
輪になって座り、多くの人々と同時同音で念仏を唱えることによって、健康祈願や先祖供養をします。
▶ 百万遍念仏算盤
念仏の数を数えていくそろばん。
▶ 抹茶とお干菓子のおもてなし

・御本尊:薬師瑠璃光如来
・右脇 :日光菩薩
・左脇 :月光菩薩

百人浜には、「一石一字塔」(海難者の追善供養のため、ひとつの石にひとつの写経の文字が書かれたもの)が建てられています。等澍院には、「一石一字観音様」が鎮座されています。
▶ 親子岩
様似町海岸沖に佇む3つの岩(父母子)「親子岩」。

この後、マルサン工藤商店、そして昼食場所である新ひだか町三石の居酒屋「漁(いさり)」へと向かいます。
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・ホームページ・バスツアー「旅する」
・Facebook「シィービーツアーズ(北海道中央バスグループ)」
☆ noboru & ikuko
様似町
役場:北海道様似郡様似町大通1-21
Tel:0146-36-2111
【面積】364.3 km2
【人口】4,352 人(2018.3.31)
【高齢化率】37.7 %(2017.1.1)
【ホームページ】様似町 HOKKAIDO SAMANI