2016年1月14日(木)
東京から来道した友人と共に、念願の「鮨処 有馬」を訪れました。3連休の真ん中の土曜日ということで、満席が予想される時期。そこで昨年11月始めに予約をしっかりと入れ、念願叶って入店となりました。
- 1 お任せコースは「花」と「雪」
- 2 お任せ「雪」コース
- 2.1 柳蛸のお刺身刺、柔らか煮、吸盤
- 2.2 箸休めの梅干しと新生姜
- 2.3 つぶ貝と肝の生姜醤油煮、ミョウガ千切り添え
- 2.4 槍烏賊と雲丹、鰹だしジュレがけ
- 2.5 鰤(函館産)、ワカメ添え
- 2.6 焼き鰊のポン酢がけ
- 2.7 毛蟹のむき身、内子がけ
- 2.8 大和蒸し
- 2.9 唐墨大根
- 2.10 甘海老の昆布締め、醤油・塩かげ、甘海老生にカボスがけ
- 2.11 帆立貝柱(野付産)
- 2.12 北寄貝(網走産)
- 2.13 平目(積丹産)
- 2.14 キンキ(網走産)
- 2.15 〆鯖(九州五島産)白板昆布のせ
- 2.16 本鮪(大間産)
- 2.17 真鱈の白子 塩とカボス
- 2.18 天然のキングサーモン・大助(おおすけ)
- 2.19 穴子(九州産)甘辛醤油ダレ 削り柚子かけ
- 2.20 アオサ海苔の味噌汁
- 3 関連記事
- 4 鮨処 有馬(すしどころ ありま)
お任せコースは「花」と「雪」
大将・有馬正隆さんのお任せコースは「花」と「雪」。。。
コース名の由来
その昔、北竜町出身の大将が小学生の頃、真竜小学校のクラスが、「花」と「雪」の2クラスだったとのこと。。。
「小学校のクラス名から、名付けられたコースなのかもしれませんね」と、北竜町の佐野豊 町長がお話されていました。
日本酒
日本酒は、北海道のお酒として、国稀(増毛)、二世古(倶知安)、北斗随想(栗山)の3種が用意されていました。日本酒の他にも、焼酎、生ビール、梅酒などいろいろ。。。
有馬正隆 大将の匠の技
9席カウンターは、ガラスのショーケースなどの仕切りがなく、カウンターテーブルとまな板が同じ高さなので、大将の寿司を握る姿が、一部始終オープンとなります。
磨き上げられた、神聖なるまな板を前に、繰り広げられていく匠の技。リズミカルに流れるような手の動きに、新鮮な寿司種がシャリと合わさり、ひとつの芸術作品のように仕上げられていきます。
本来の味が生かされ、炙り、昆布締め、酢締めなど、それぞれの素材に合うように施されていく旬の寿司種。
さっと刷毛で引く煮切り醤油、ひとつまみふりかける塩(フランス・ゲランドの塩)、ぎゅっと絞りかけるカボス果汁の一滴、すべてにこだわりをもって取り組んでいく、大将の丁寧で誠実な心意気が感じられます。
惚れ惚れするようなその見事な手さばき、包丁さばきに皆さん釘付け!
「うまい!実にうまい!東京の銀座でも、めったにお目にかかることができないこの深い味わい!今日ここで、食べることができてよかったぁ〜!来た甲斐があった!!!う〜〜〜ん、たまりませんなぁ〜」と飛び交うお客様の言葉。。。
2時間半にも及ぶ、言葉を超越した、五感で味わう至福のひととき。。。心と身体が共に、この上ない満足感でみたされ、安らぎと優しさに包み込まれていきます。
寿司種
カウンター前のショーケースに並べられたネタの輝きにも感動!
大野耕太郎さんの青白磁の器
棚に飾られた、大野耕太郎さんの青白磁の器にうっとり ♡
お任せ「雪」コース
柳蛸のお刺身刺、柔らか煮、吸盤
コリコリとした食感、甘味、柔らかさのコンビネーションを楽しみます。
箸休めの梅干しと新生姜
梅の甘酸っぱさ、新生姜のピリ辛さが、お口の中でいい塩梅の調和をもたらします。
つぶ貝と肝の生姜醤油煮、ミョウガ千切り添え
貝のシコシコ感とミョウガのシャキッと感が絶妙!
槍烏賊と雲丹、鰹だしジュレがけ
とろりとした雲丹と鰹だしの旨味がマリアージュした絶品!
鰤(函館産)、ワカメ添え
焼き鰊のポン酢がけ
毛蟹のむき身、内子がけ
鮮やかなオレンジ色の内子の濃厚な甘味が、お口の中にジュワァ〜〜〜。
大和蒸し
牡蠣、蟹、烏賊、鮭、つぶ貝等が入ったお出汁に大和芋のすり流しをトッピングし、蒸したもの。魚介の旨味が身体に染み渡ります。
唐墨大根
日本三大珍味のひとつ、上品で濃密な唐墨の味わいは、日本料理の醍醐味!!!
ここから握りに入ります。
甘海老の昆布締め、醤油・塩かげ、甘海老生にカボスがけ
帆立貝柱(野付産)
プランクトンが豊富な野付半島沖で育った大粒の帆立、その大きさにビックリ!
北寄貝(網走産)
一度湯通ししても色が変わらないほど肉厚!
平目(積丹産)
キンキ(網走産)
出汁に漬けてから炙る。炙ると脂が甘くなるそうです。
〆鯖(九州五島産)白板昆布のせ
手漉きおぼろ昆布の芯の部分である白板昆布は、鯖の生臭みを消し、鮮度と水分を保ちます。
本鮪(大間産)
鮪の最高峰と呼ばれるに値するほどの美味しさ!
口の中でとろけます。
真鱈の白子 塩とカボス
冬の味覚である白子。こってりとしたなめらかさは極上の珍味!!!
天然のキングサーモン・大助(おおすけ)
脂肪ののりが良く、最上級の味わい!鮭の王様・大助!!!
穴子(九州産)甘辛醤油ダレ 削り柚子かけ
アオサ海苔の味噌汁
お茶は、常に熱いものが、途切れることなく提供されます。細やかな、目配り、心配りのおもてなしに心和んで、ほっこり。。。
選び抜かれた新鮮素材に、徹底したこだわりをもって、限りなく丁寧に仕上げていく匠の技。。。
大将の柔らかな手で優しく握られていく鮨、揺るぎない魂が宿る極上の有馬鮨に、大いなる愛と感謝と祈りをこめて。。。
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✧ noboru & ikuko
鮨処 有馬(すしどころ ありま)
札幌市中央区南三条西4丁目 南3西4ビル4階
Tel:011-215-0998
【営業時間】18:00〜24:00
【定休日】 日曜日・祝日
【駐車場】 なし
近隣の有料パーキングをご利用ください
【参考ページ】鮨処 有馬(ありま)│食べログ