2014年7月8日(火)
外国船籍の客船クルーズは、今や「海のLCC(ローコストクルーズ)の時代を迎えています。
期間も値段も高額だった時代と異なり、比較的手が届くようなお手頃になってきました。
そして、客船クルーズは、シニア層に人気。
その訳は、何より「楽」という魅力。
最初から最後まで荷物を移動しなくてよく、
船内でのお金の出し入れもなく、
宿泊&食事が旅の間中確保されていることが
何によりも安心できるのです。
日常生活では味わえない異空間!
日本に居ながらにして、アメリカに訪れたように感じる瞬間!
ドレスアップをしてディナーのコースを味わったり、
アメリカンな食事を気軽にしたり、
エンターテーメントなナイトショーを楽しんだり、
海の景色・自然の素晴らしさを存分に味わうことのできる感動は、
夫婦で共に味わうことのできる、かけがえのない瞬間です。
今回初経験したクルーズは、バミューダ船籍の客船「サン・プリンセス」で航海する、
小樽発着「北海道周遊とサハリンクルーズ8日間」の旅(99,000円〜621,000円:HIS)。
小樽港を出港し、函館港、室蘭港、釧路港、知床半島を周り、網走港、
そして、ロシアのサハリン州コルサコフ港に寄って、小樽港に戻るクルーズです。
北海道の5港に、朝7時前後に入港し、夕刻5時以降に出港。
夜間に航海し、日中は港に停泊。
寄港地毎には、オブショナルツアーが設定されていて自由参加(有料)。
サン・プリンセスは、1995年にイタリアで建造され、
2010年に改装が行われた客船で、来年20年を迎えます。
大きさは、77,000トン、全長261m、全幅32m。
航海速力は、21ノット(39km/h)
乗客定員2,022人、乗組員数900人。
今回のクルーズは、乗客数およそ1,200人で、乗組員約700人。
乗客の半数は日本人とのことでした。
最上階15階がサンデッキ、5階がレセプション(サービスカウンター)となっており、
4層吹き抜けのアトリウムが、綺羅びやかで、豪華な雰囲気です。
客室は8階〜12階、それぞれの階に、内側・海側・海側バルコニー・スイートルームが設置されています。
食事は、メインダイニング(5階・6階)のでコース料理、
ホライゾンコート(14階)でバイキング、
ピッツェリア(8階)でピザ、
デッキのアイスクリームバー(12階)でアイスクリームが味わえます。
インターナショナル・カフェ(5階)でサンドイッチやケーキ。
ステーキハウス(8階・有料)や寿司レストラン海(8階・有料)でちょっと雰囲気を変えて。
バーやラウンジでカクテルやウイスキー等、ゆっくりと自分の時間を満喫。
船の全長が261mなので、
客室からレストランまで、左右、上下の移動が思いのほか長距離。
船内で運動不足を心配していましたが、とんでもありません。
食事をする度に、適度な運動をすることになりました。
船内でのイベントは、キャプテン主催のシャンパン・ウォーターフォール。
ドレスアップしてアトリウムへ。
プリンセスシアター(7階)で開催されるミュージカル、
ダンスショーやマジックショー等の豪華なエンターテイメントは、
毎晩のお楽しみ!
その他、インターネットカフェ、図書館ルーム、フィットネスセンター、
スパ、美容室、プールなど様々な楽しみ方ができます。
船内では、基本は英語ですが、
日本語が話せるスタッフがおよそ100人ほど乗船しているので、全く問題ありませんでした。
その日の船内イベントは、毎朝客室テレビで放送されました。
さらに時間や場所に付いての詳細は、
毎朝、船内新聞(プリンセスパター)が各部屋に届けられます。
客室内は、専任のスタッフが毎日丁寧に掃除し綺麗にしてくれるので、
気持ちよく過ごせました。掃除完了後毎日、ベットにはチョコレートのプレゼントが!
テレビが故障して映らなくなってしまった時も、敏速に対応してくださり感動!
技術者が確認して、別のテレビと交換。1時間ほどで復旧しました。
スタッフの皆さん、にこやかで明るいおもてなしでした。
船内全体の温度・湿度調整もよく、毎日を快適に過ごせました。
ホテルのように室内が乾燥しているのかと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。
天候も比較的良い日が続いたので、船の揺れも少なく、
夜はぐっすりと快眠。あっという間に朝が訪れました。
トイレもとても綺麗。。
客室にはないウォシュレット(スイート以上はあり)も、
パブリックエリアのトイレには完備されています。
歯ブラシ・歯磨き粉は用意されていないので忘れずに!
ドライヤー、バスタオル、バスローブ等はセットされています。
シャワールームは狭くて、最小限の広さ。やはり、お風呂が恋しくなりました。
オプショナルツアーは、函館とサハリンの2寄港地を選択。
その他は、港をのんびりお散歩したり、
シャトルバスを利用したり、タクシー観光(2時間)を利用したり、
自由にその日の気分で行動!
毎日変化に富んで、有意義な時間を楽しんだ1周間でした。
次回は、テーマ別に(船内、食事、イベント、オプショナルツアー、写真撮影、景色などなど)
ご紹介していきます。
◆ 関連記事・ページ
・サン・プリンセス乗船記1 <全体編>
・サン・プリンセス乗船記2 <船内編>
・サン・プリンセス乗船記3 <食事編>
・サン・プリンセス乗船記4 <ナイトショー編>
・サン・プリンセス乗船記5 <船内イベント編1>メートルディーワインクラブ
・サン・プリンセス乗船記6 <船内イベント編2>料理デモ&厨房見学ツアー
・サン・プリンセス乗船記7 <ツアー編1> 函館オプショナルツアー
・サン・プリンセス乗船記8 <ツアー編2> コルサコフ(サハリン)
・サン・プリンセス乗船記9 <景色編> 知床半島クルーズ
・サン・プリンセス乗船記10完 <出会った人々編>
☆ noboru & ikuko