2015年7月24日(金)
ミュージカル「キャッツ」は、イギリスの文学者T・S・エリオットの詩集をアンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけ、ミュージカル化したもの。
舞台は都会のゴミ捨て場。個性的な猫たちが集まって、年に一度開かれる特別な舞踏会「ジェリクル舞踏会」。
ジェリクルキャッツとは、飼い猫になることを否定し、どんな逆境にも負けず自分らしく生き抜いていく、無限の可能性を秘めた猫。ジェリクルキャッツに選ばれることは、再生が許され、新しい命が耐えられることを意味します。
ゴミ捨て場を表現した舞台の凄さ、キャッツたちの個性的な衣装、野生の猫の動きを研究し尽くした演技力、特にキャッツアイでジーっと観客を凝視する仕草、猫特有のゆっくりとした動作が感動的!!!
規模の大きさに目をみはる、舞台装置・舞台美術のである「ゴミのオブジェ」。猫の目から見た世界が描かれているため、実物の3〜5倍のスケールで作られています。
これらのゴミの中には、地域公演ごとに「ご当地ゴミ」がいくつも隠されているとのこと。そういえば、座席直ぐ前に北海道限定ドリンク「カツゲン」のパックが・・・
最後のクライマックスシーンは、純粋無垢な子猫の愛が、老婆猫グリザベラに触れ、罪を浄化し、愛を蘇らせ、愛と憐れみの光に包まれて昇天していく場面。。。
この劇のテーマの象徴でもあるような曲「メモリー」。
悲哀に満ちたグリザベラの歌声は、キャッツたちの心に、永遠の魂として鳴り響く。。。
グリザベラが歌う永遠の「メモリー」。
グリザベラ=久野綾希子、シラバブ=野村玲子。
2009年、世界を魅了したイギリス歌手スーザン・ボイルが歌う「メモリー(Susan Boyle – Memory)」
✧ noboru & ikuko