2015年6月15日(月)
旭川空港から車でおよそ40分、愛別町役場のすぐ側に位置する日本料理店「粋人館(すいじんかん)」。
昨年2014年4月にオープンした「はなれ屋 序庵」が1周年を迎え、隣接する本館が完成し、今年5月28日、いよいよグランドオープン!
道路沿いに建つ建物は、外壁が渋黒色に染まり、限りなくシンプルで、モノトーンの色調がドキッとするほど魅力的な光を放っています。
粋人館本館の内装と外観のデザインは、京都を本拠地に店舗デザイン・設計を行い、ご活躍されている京都のデザイナー・永田正彦氏(Nagata Design Studio 代表)によるもの。
玄関に大きく掲げられた「粋人館の紋」は、椎茸の「胞子紋様」と「蕎麦の花」を合わせた絵柄・・・
そこに描かれた紋様は、蕎麦の花を中心に、神秘的な命のパワーが無限に広がっているように感じられます。玄関の格子戸をくぐり抜け、靴を脱いて2階へ。。。
階段には、朱い毛氈が敷かれ、見上げると、階段側面の壁には「愛覕鳳凰(あいべつほうおう)」が豪華絢爛に舞い踊る。。。「愛」という目に見えにものをじっと見つめ続け、見守り続ける鳳凰が描かれています。
「八方睨み」ですべてのもを守りぬく雄の鳳凰の力強くも優しい目。。。
階段吹き抜けの側面上部の壁には、すべてを無償の愛で包み込む雌の鳳凰の優美な姿が。。。
二階部屋は、温かみのある清楚な白木で統一された和風モダンな空間。
中央に鎮座する「八方卓」(八人席テーブル)を囲むように、窓側、壁側に小型の八方卓が(二人席、四人席)が設置されています。
八方卓の設置された中央部分は、障子を閉めると半個室になるように設計されています。
窓辺の障子から注がれる柔らかな陽の光や、間接照明の橙色の仄かな灯りが醸し出す、心和む素敵な空間。。。
中央天井の四辺に描かれた「獅子牡丹図」には、八匹の獅子たちが蝶と戯れ、優麗な大輪の牡丹が見事に咲き誇っています。
「愛覕鳳凰」「獅子牡丹図」は共に、京都の絵師・浦地思久理氏の肉筆によるもの。
そして本日のランチメニューは、「粋人館御膳:8品+デザート」。
・上川産虹鱒のマリネ
・蕎麦豆腐揚げ出し
・やまべとエリンギ昆布の甘露煮
・旬のお惣菜(山蕗の土佐煮)
・茸と旬菜の天ぷら盛り合わせ
・ミニなめこおろし蕎麦
・玄米稲荷
・香の物
・デザート(バニラアイスのラズベリーソースと比布の苺)
・コーヒー
温かな真心と旬の美味しさが感じられる豪華なお料理の数々。塩谷直也 料理長、御馳走さま!とっても美味しかったです!
矢部福二郎 社長、奥様・眞美江さん、塩谷直也 料理長、お三方にもお会いできて大変嬉しかったです。
異次元に迷い込んだような、華麗なる御殿のような「粋人館本館」の完成を心よりお祝い申し上げます。
現在、本館に続き、大正時代から92年を誇る、旧上西邸の建物の改修工事が始まっているそうです。
さらに大きく羽ばたいていく「粋人館」がとても楽しみです。これからの益々の発展を心よりお祈りいたしております。
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✧ noboru & ikuko
粋人館・本館
北海道上川郡愛別町本町174
Tel:01658-6-5077
【営業時間】11:30 ~ 14:00
17:00 ~ 21:00
【定休日】 水曜日
【駐車場】 道路を挟んだ向かい側10台分以上
【ホームページ】粋人館
【Facebook】 愛別町 粋人館