【5月10日〜14日】
二十四節気:立夏・次候
七十二候 :二十候・蚯蚓出(みみずいずる)
蚯蚓出(みみずいずる)、
冬眠していたミミズが地上に出てくる頃。
土の中に住み、土壌の中の腐植土を食べて分解し、糞塊を地表に残す、
手も足もない不思議な動物「蚯蚓」。
目がなく光を感じる細胞があるので「目不見(メミズ)」から「ミミズ」とされた説があるとのこと。
また、虫編に丘と引という文字は、伸びたり引いたりして動き、糞が丘のようになる生態からこの文字となったという説もあります(中国漢字辞典)。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスが「大地の腸」と表したミミズは、土壌に様々な栄養分をもたらす益虫とされています。
ミミズは、英語で「アースワーム(Earthworm)」、まさに地球の虫!!!
進化論を唱えた自然科学者ダーウィンのライフワークは、40年間に渡るミミズの研究だったそうです。
「ダーウィンのミミズの研究」(福音館書店)は、ミミズの研究模様がユニークにわかりやすく描かれ科学絵本。
地球の土壌を創り上げていくミミズさん・・・
土から育つ食物を食す人間にとって、
ミミズの糞が、人間の生命を守っているようにさえ感じられます。
偉大なるミミズさんに、大いなる感謝をこめて。。。
☆ noboru & ikuko