２０１５年５月１４日（木）
小樽駅から徒歩10分ほど、
小樽中央市場に近い住宅街に佇む
１９６８年（昭和４３年）創業の老舗寿司屋「伊勢鮨」。
寿司の街小樽でも指折りの名店です。
2012年にミシュラン北海道版で一ツ星を獲得し、
グルメガイドブックでも高い評価を得ています。
食べログでは、小樽の寿司 No.1 のお店（参照）。
入り口玄関に吊るされた「杉玉」のしっとりとした奥ゆかしさ、
そして威厳を示す木彫の看板の「伊勢鮨」の文字。。。
清潔感にあふれ、とても落ち着いた雰囲気の店内。
予約したカウンターは６席。
お隣の席の若いカップルは、埼玉から観光旅行で来道されたそうです。
気配り抜群の板前さんは、中村伸也さん。夏は暑くて、冬が寒い、遠軽町ご出身だそうです。
一貫一貫とても丁寧に握るお寿司の数々。
自然に楽しい会話も弾んで、素敵な空間が広がっています。
最高級のネタが揃う、おまかせコース「旬」（16貫コース、お椀付き）。
お通しは、海苔の佃煮とクラゲ和え。
卓上に醤油皿はなく、すべてのにぎりには、赤身や白身、
貝類などネタに合わてブレンドされた醤油や塩、薬味が添えられています。
シャリの酢加減、温度加減、
一貫で握るシャリの量も女性・男性と雰囲気で変化させているそうです。
見事な気配り！！！
身が引き締まった新鮮な魚たちに上品な味付けが施され、次々と登場！
板前さんの技である包丁目の入れ方がなんとも絶妙！
マツカワガレイ（松川鰈・松皮鰈）は、表側（有眼側）の鱗が黒くかたくザラザラしているのを松の幹の表面のようであることから松皮と名付けられた「幻の魚・鰈の王様」です。
「タカノハ」「タンタカ」とも呼ばれ、地域によって呼び名が異なるとのこと。
ソイの昆布締め。
鮪の赤身つけだれ。
しっかりと滋味深い味わい。
二枚重ねの天然大トロ 本わさびのせ。
〆鯖 生姜とネギのせ。
牡丹海老。
帆立 梅塩（塩で食べると甘味が増す）。
北奇貝の煮切り醤油。
溝貝、塩。
白みる貝。
氷下魚（こまい）タラ科魚。
厳冬期に氷を割って漁獲（氷下待ち網漁）したことから名付けられたそうです。
ニッコニコのお二人さん。
二枚重ねシャコ 甘ダレ。
地元小樽のシャコは、ふっくらと身が厚くて、
シャコ独特の旨味がじんわり〜
イクラ軍艦巻。
お口の中でとろける〜
氷下魚（こまい）の卵 軍艦巻。
白魚（厚岸産）軍艦巻。
バフンウニ 軍艦巻。
「お見事！参りました！！！」。
すべての握りは、醤油をつけないので、
より一層本来の魚の旨味が優しく、じんわりと伝わってきます。
「これぞ、北海道！」と想わせる感動的な味わいです！
ボタンエビの頭で出汁を取った海苔味噌汁。
一日２０食限定の「冷製茶碗蒸し」は、イクラが乗った、上品な味わい。
ワインも進んで、ほろよい気分 ♬
一緒に訪れた娘夫婦も「最高においしかったぁ～」と大満足の歓声！！！
中村さん、御馳走さまでした！
最高な味わいと素敵な時間を、
ありがとうございました！！！
✧ noboru & ikuko
伊勢鮨
Tel：0134-23-1425
【営業時間】
11:30～14:30（L.O）
17:00～21:30（L.O）
日曜 20:30（L.O）
【定休日】 水曜（祝日は営業）
【駐車場】 あり（８台分）【ホームページ】小樽鮨処：伊勢鮨 北海道小樽の寿司をどうぞ！