2021年9月10日(金)
青森県つがる市にある「つがる市縄文住居展示資料館カルコ」。亀ケ岡遺跡から出土した土器や石器等が展示され、縄文竪穴住居の復元や、国重要文化財「遮光器土偶」のレプリカなどが常設されています。
つがる市縄文住居展示資料館カルコ・外観
資料館内の様子
国重要文化財「遮光器土偶」(複製品)
土偶の大きな目の表現が、シベリア人の雪メガネ(遮光器・雪の反射光を避けるための眼鏡)に似ているという説に由来。
横から観察
縄文時代晩期の大型竪穴建物の復元
住居内部の生活を再現
土器・石器
・つがる市内や青森県内の遺跡から出土した土器・石器の展示
縄文時代晩期の文様変遷
亀ヶ岡遺跡
・菅江真澄・蓑虫山人(亀ヶ岡を世に紹介した人物)
「亀ケ岡文化」(佐藤公知著)
土偶・土器(縄文)
石匙、石皿、石槍、石錐など
縄文時代の葬制(手足を折り曲げた屈葬、横を向いた屈葬、伸展葬)
弥生時代と縄文時代の人骨の特徴(顔立ちの違い)
日本列島の人類史
本州には、縄文時代後期に、朝鮮半島などから九州北部に渡来した集団(渡来系弥生人)が縄文人と混血しながら拡散し、古墳時代以降の本土日本人の基層集団になったようです。
一方、北海道と琉球列島では、渡来系弥生人の影響を受けずに、縄文時代人の形質が強く残りました(資料転載)。北海道では、縄文時代から続縄文・オホーツク擦文文化、そしてアイヌ文化へと続いていきます。
つがる古代ロマンコース
稲穂と縄文の里を巡る古代ロマンコース。つがるの縄文文化と自然が織り成すロマンの魅力あふれるコースです。
次回、ゆっくりと街を巡って、つがるのロマンをじっくりと感じてみたいなぁ〜
その他の写真
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☆ noboru & ikuko
つがる市縄文住居展示資料館 カルコ
青森県つがる市木造若緑59-1
Tel:0173-42-6490
【開館時間】09:00〜16:00
【定休日】
・月曜日(祝休日の場合は開館し、翌平日に休館となります)
・祝日の翌日(土・日・祝休日の場合は開館し、翌平日に休館となります)
・年末年始(12月29日~1月3日)
【駐車場】無料駐車場あり
【ホームページ】つがる市縄文住居展示資料館カルコ