2020年3月11日(水)
輪王寺護摩祈願を終え、隣接する日光東照宮に参拝。長い歳月をかけて、昭和大修理事業に続き平成大修理事業が続けられている日光東照宮です。
日光東照宮は、元和3年(1617年)徳川初代将軍・徳川家康公を御祭神におまつりした神社。
日光東照宮
日光東照宮においては、「平成の大修理」として第四期修理「平成第1期第一次、二次、三次事業」が、平成31年3月に終了。平成25年から平成31年までの6年間に渡る事業においては、外部廻りの塗装、彩色など装飾を中心とした修理が実施され、金箔が見事に蘇っています。
重要文化財・五重塔
心柱
塔を貫く心柱は、四層目から吊り下げられ(懸垂式)、地盤より10cm程浮遊。心柱制震という免震技術が生かされた技法のようです。
十二支の彫刻
軒下東西南北の四つの面には、名工・後藤正秀が手掛けた「十二支の彫刻」が施されています。
▶ 西側
▶ 北側
神厩舎の彫刻・三猿「見ざる・言わざる・聞かざる」
神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩で、猿が馬を守るとされていたそうです。
「見猿・聞か猿・言わ猿」は、世の悪事は見たり、聞いたり、言ったりせず、良いことだけを受け入れて、素直な心で人生を歩んでいくことを意味しているようです。
三神庫(上神庫・中神庫・下神庫)
春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される奉仕者1200人分の装束や馬具類が収められてるそうです。
御水舎:心身を清める場所
陽明門
日光東照宮でもメインの門であり、一番豪華な門。故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻が施されています。
見事な彫刻の数々。
国宝・唐門:東照宮の最も重要な本社への正門
屋根は四方唐破風、門全体は、胡粉(ごふん)で白く塗られ、柱や扉は、紫檀・黒檀・鉄刀木などの寄木細工。柱には、昇竜・降龍に彫刻が施されています。
神輿舎
春秋渡御祭に使われる三基の神輿が納められています。
眠り猫
そして、東回廊、坂下門に向かうと、眠り猫が。。。
眠り猫は、彫刻家・左 甚五郎の制作とされています。裏側に二羽の雀が戯れる彫刻が備えられていて、「強い物が弱い物を虐げることのない共存共栄に平和な世の中を表現している」と考えられているそうです。
奥社参道の入り口
坂下門を潜り、二百段の石段を登って家光公の御墓所続く奥社参道の入り口を、この眠り猫が護っていると言われています。
不動明王さま
五大明王の中心となる存在で、大日如来の化身(その内心の決意を表したもの)とされる不動明王さま。
人々の煩悩や邪気を断ち切る、力強さの象徴である不動明王さまに、大いなる感謝と祈りをこめて。。。
二荒山神 参拝
最後に、二荒山神を参拝して帰りました。
その他の写真
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☆ noboru & ikuko
日光東照宮
栃木県日光市山内2301
Tel:0288-54-0560 (代)
【拝観時間】
・4月1日〜10月31日(09:00〜17:00)
・11月1日〜3月31日(09:00〜16:00)
【定休日】年中無休
【駐車場】あり
【ホームページ】日光東照宮