欸冬華(ふきのはなさく)七十候

2016年1月22日(金)

【1月21日(木)〜24日(日)】
・二十四節気:大寒・初候
・七十二候 :七十候・欸冬華(ふきのはなさく)

暦の上では、大寒に入り、蕗の薹が咲き始める頃。
欸冬(かんとう)は蕗(ふき)を意味し、
雪が溶け始めた春先に、雪をかき分けながら姿を表すのは蕗の薹です。

雪解けに春を告げる蕗の薹(2014年4月撮影)
雪解けに春を告げる蕗の薹(2014年4月撮影)

寒さに強く、全国の山野など至る所に自生する、日本原産のキク科の多年草。
非常に生命力の強い植物です。

雪解けの季節に、道端にその姿を見つけた時の嬉しさは格別!
春のあたたかさを感じて、ほっと心和みます。

逞しい春の息吹(2014年4月撮影)
逞しい春の息吹(2014年4月撮影)

北海道のこの季節、毎日シンシンと降り続く雪・雪・雪、
深い深い雪の下で、そんな蕗たちは、極限の寒さにじっと耐えながら、
春をじっと待ち続けているのでしょうか。。。

その健気さ、逞しさ、忍耐強さに心うたれます。

大地を覆う深い雪
大地を覆う深い雪

どんな環境、どんな人生においても必要な「忍耐強さ」。
辛いことや悲しいことを耐え忍ぶ心。。。

北海道の雄大な大地に身を置くと、
東京に住んでいた頃に感じていた「忍耐」の二文字が、
違う意味に感じられるようになってきました。

それまでの「忍耐」は、「見ざる言わざる聞かざる」が美徳であり、
善良であり、そうすべきであると思い込んでいました。

どこまでも続く雪道
どこまでも続く雪道

しかし、自然の中に佇むと、
どこからともなく、漂ってくる風のささやき。。。

「自分の殻の中に閉じこもってばかりいないで、
まわりの広い世界を見回してごらん!
素晴らしいものがいっぱい見えてくるよ!」。

「たくさん動いて、色んな所を色んな角度から覗いて、
色んな音や声に耳をすませて聞いてごらん!
世の中は、素敵なもので満ち溢れているよ!」。

「さあ!勇気を出して、一歩前へ歩いてごらん!」と。。。

そして今では、思いっきり笑って、思いっきり怒って泣いて、
心にある想いを思いっきり言葉にできるようになって。。。

ダイヤモンドを散りばめたように輝く雪原
ダイヤモンドを散りばめたように輝く雪原

すると、自然に、肩の力がすぅ〜と抜けて、
心がふんわり軽くなり、
恐怖や不安が姿を消してしまいました。

「忍耐」とは、
苦しみや悲しみの前に立ちはだかって拒否することではなく、
苦しみや悲しみを受け入れて共存すること。。。

同じ環境にいても、心の在り方(受け止め方)で、
不幸にも幸福にもなり得るということを。。。

美味しい空気を深呼吸できる「しあわせ」を
じっくりゆっくりを味わうことができる毎日です。

輝く光を浴びながら。。。
輝く光を浴びながら。。。

✧noboru & ikuko

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