蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)七候

2016年3月9日(水)

【3月5日(日)〜9日(水)】
二十四節気:啓蟄(けいちつ)初候
七十二候 :七候・蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)。
土の中で冬眠していた虫たちが、春の陽気に誘われて、地上に姿を現し始める頃。

青と白の風景
青と白の風景

虫達が冬眠している土の中・・・
その土の中には、沢山の微生物が住み、
虫や植物の生命に大切な働きをしています。
微生物の数は、土1gの中に10億個とも云われています。

土を覆う雪野原
土を覆う雪野原

それと同じように、人間の腸内には、
300種類・100兆個、
重さ1kgの腸内細菌が存在すると云われています。

その腸内で、
栄養の吸収と排泄という生命活動の営みが
繰り返されているのです。

近年の研究によって、
腸内菌のバランスが、免疫機能を変化させ、
身体の健康に影響を及ぼしていることがわかってきました。

自然の中で、土が「生命循環の母なる大地」であるように、
人間にとって、腸は「生命育む母なる大地」なのでしょうか。。。

生命循環する母なる大地
生命循環する母なる大地

土の中の微生物の神秘、
腸の中の腸内菌の神秘、
そして生命の神秘。。。

益々、様々な神秘の世界が広がっていく今日此の頃です。。。

春はまだ遠い。。。
春はまだ遠い。。。

✧ noboru & ikuko