2021年9月3日(金)
垣ノ島遺跡から5kmほど北西に位置し、太平洋を見下ろす丘の上にある「大船遺跡(おおふねいせき)」。
大船遺跡・案内板
大船遺跡は、住居の規模が大きく、深さ1.5m〜2m、長さ8〜11mを超える大型住居が発見されています。
遺跡見学
ガイドの大宮トシ子さん
深さ2.4mの竪穴建物跡(写真の中の人物は大宮さん)
クリの木を使い、竪穴住居の骨組みを再現
骨組みの上に土やヨシなどで屋根をふいた建物
住居内部
柱をたて、床には炉が設けられています。
床を深く彫り込んだ大規模な形態
6本の柱穴に小さな石囲い炉
重なり合う住居
竪穴住居の密度が高い。縄文時代中期の竪穴住居が120軒以上発見されています。
多数の遺物
大船遺跡の盛土遺構からは、マグロ・サケなどの魚類、クジラ・イルカ・シカなどの哺乳類の骨、炭化したクリ・クルミなどが発見されました。
縄文時代が蘇る空気感
縄文時代の大規模集落の風景が蘇ったような空気感を感じる遺跡です。
この後、昼食場所である鹿部町「道の駅道の駅しかべ間欠泉公園」へと向かいます。
その他の写真
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☆ noboru & ikuko
大船遺跡
北海道函館市大船町
【公開時間】
・4月~10月 09:00~17:00
・11月~3月 09:00~16:00
※12月29日~1月3日休場
【駐車場】無料あり
【参考ページ】大船遺跡│縄文遺跡群世界遺産登録推進事務局