2021年9月1日(水)
函館市臼尻町に位置し、2011年オープンした「函館市縄文文化交流センター」。「道の駅 縄文ロマン南かやべ」が併設されています。
函館市縄文文化交流センター・入口
センター内の様子
1万年以上続いた縄文文化
日本国内文明と世界文明を対比させた年表(縄文時代は、草創期、早期、前期、中期、後期、晩期)。1万年以上続いた縄文文化は、世界的にも特異性のある文化とされています。
南茅部で発掘された縄文土器
左から右に向かって時代が新しくなるに連れ、技術が変化していく。
縄文の暮らし
自然との共存の中で、狩猟、漁労、採集の生活の中で知恵と工夫が施された多種多様の道具たち。
様々な竪穴住居跡
赤漆塗り注口土器(複製)
漆の糸の跡が残る墓の内部のレプリカ

ヒスイ製装飾品
縄文時代の遺跡から出土するヒスイのほとんどが、新潟県糸魚川市姫川周辺のものであると判明。このことから、当時全国規模の交易が行われていたことが考えられます。
足型付土版
幼くして亡くなった子の足型を形見として残し、親と共に埋葬されたのではないかという説あり。
国宝:中空土偶
2007年6月8日、北海道で初めて国宝指定。
中が空洞に作られた土偶で、南茅部の中空土偶という意味から「茅空(カックウ)」の愛称で呼ばれています。表面に漆が塗られ、中は空洞で、高度な技術で全体に緻密な模様が施されています。
道の駅縄文ロマン南かやべ・ショップ
じょうもんクルミソフト
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自然と共生し、高い精神性や芸術性をもつ縄文文化をじっくり体感できる施設です。
この後、函館市縄文文化交流センターに隣接する「垣ノ島遺跡」(2021年7月28日オープン)へと向かいます。
その他の写真
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☆ noboru & ikuko
函館市縄文文化交流センター
北海道函館市臼尻町551-1
Tel:0138-25-2030
【開館時間】
・4月~10月 09:00~17:00
・11月~3月 09:00~16:30
【定休日】
・月曜日(祝・休日の場合は翌日)
・毎月最終金曜日
・年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】個人:大人300円 小・中学生・高校・大学生150円
【駐車場】無料あり
【参考ページ】函館市縄文文化交流センター│縄文遺跡群世界遺産登録推進事務局