2019年11月25日(月)
11月22日(金)、日本財団(東京都港区赤坂)の社員食堂にて、これまで NPO法人 CANPANセンターでご活躍された関係者15名程の方々が集まり、CANPANセンター解散に伴う感謝の集いが開催されました。
有り難いことに私達夫婦にもお声をかけていただき、心から感謝申し上げます。
CANPAN感謝の集い
感謝の集いに先立って、笹川陽平会長にご挨拶することができました。「元気そうだね。以前とあまり変わっていないね!」と、会長より、ありがたいお言葉をいただきました。
笹川陽平会長と記念撮影
公益コミュニティサイト CANPAN & NPO法人 CANPANセンター
公益コミュニティサイト CANPANは、2005年に開設。2年後の2007年には、NPO法人 CANPANセンターが設立されました。
「公益団体の情報公開により、感動を共感し、支援していく」という新しい情報インフラを世に広め、クリエイティブな様々な活動にチャレンジし実践してきました。そして12年間の月日を経た今年9月、公益コミュニティサイト CANPANを日本財団に譲渡し、NPO法人 CANPANセンターは幕を閉じました。
感謝の集いでは、これまでCANPANセンターに関わってきた方々の活動内容や想い等、懐かしいお話が熱く語られました。
寺内の関わり
思い起こせば、昇さんが、2005年、公益コミュニティサイト CANPANの開設に関わり、情報発信を通して、人々が繋がり、社会の様々な化学反応をつぶさに見てきました。CANPANブログ大賞受賞者の活動支援「チャイルドケモハウス・小児がん病棟建設や明晴学園の手話学校設立、エコアパートの建設」、CSR大賞、世界のブルームバーグとのCSR情報に関する業務提携、郵政省からの業務受託など次々に夢のような事業が実現していきました。
日本財団を退職
そして4年後の2009年9月、当時53歳の昇さんの体調に変化が生じ、早期発見による若年性の「アルツハイマー型認知症」と診断されました。3か月間のアリセプト(アルツハイマー病治療薬)服用後、北海道の専門医の診断を受けたところ、「認知症は否認。ただし環境を変えないと発症する可能性がある」との結果。その後、環境を変えることを決意し、2010年3月末で日本財団を退職し、北海道へ移住しました(財団での業務はこちら >>)。
CANPANで学んだ情報発信
当時幸いにも、北竜町の地域おこし協力隊員を3年間務め、その後は北竜町集落支援員として、町の情報発信を、夫婦二人で力を合わせ精一杯務めさせていただいております。こうして情報発信を通じて、北海道の小さな町に光をあて、町を活性化していくことができるのは、なにより、「CANPAN」に関わった多くの経験のお陰だと心から感謝しています。
認知症・早期発見からの回復
最新の研究によると、早期発見による軽度認知障害(MCI)状態から正常なレベルまで回復できる移行率は、14%〜44%であると言われています(参考情報はこちら >>)。この早期発見による早い段階での、思い切った対応と処置により、ある程度の回復が見込まれることを昇さんは身をもって体験しています。
CANPANの素晴らしい育ての親
CANPAN の生みの親である昇さんにとって、とても難産で苦しみもがいて誕生した、やんちゃな CANPAN坊や! 父親(母親?)である昇さんは、難産が故に、産後の肥立ちが悪く体調を崩し、北海道へ!
残された CANPAN坊や は、深い愛情をもって大切に育ててくださった沢山の育ての親たちのお陰で、社会に様々な化学変化をおこしながら、立派に成長していきました。そして今、多くの感動と共感で社会に変化を与えたCANPAN青年は、親元から離れ、輝かしい未来への旅立ちの時を迎えました。
CANPAN を支え、見守り、大切に育ててくださった関係者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
心からの感謝を込めて
今こうして、私達夫婦ふたりで、北海道北竜町の素晴らしい自然環境の元、素敵な人々と繋がり支えられる中、情報発信で町を応援していくことができることは、この上なく有り難いことです。心からの感謝の気持ちでいっぱいです。これからも私達は精一杯、頭と身体が動く限り、真心こめて町の情報発信し、喜びや感動を皆さんと共感していきたいと思います。
山田泰久 前代表理事からシェアしていただいた写真
日本財団CANPANプロジェクトに感謝を込めて
日本財団CANPANプロジェクトに感謝を込めて(制作:2009年)
関連サイト
・【日本財団会長 笹川陽平ブログ】2019年11月22日(金)元日本財団 寺内昇さんご夫妻
・CANPAN:日本財団が提供する公益事業コミュニティサイト
・日本財団ホームページ
・山田泰久さんFacebook
・北竜町ポータル(運営管理責任者:寺内昇&郁子)
◇ noboru & ikuko