2015年12月2日(水)
御祭神を「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちのおおかみ)とし、天武天皇の御代7年(678年)に創建された「上賀茂神社」。厄除けである雷(いかづち)のご神威により、あらゆる災難を除く厄除けの守護神として信仰されています。
上賀茂神社は、国宝の本殿、権殿をはじめ、楼門、唐門、西渡廊などが重要文化財とされ、さらに、ユネスコ文化遺産「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。
鳥居に続く砂利道
鳥居
境内
一対の立砂
細殿の前に鎮座する円錐形の一対の立砂。それぞれの頂には、松の葉(向かって左は3股葉、右が2股葉)が立ち、鬼門にまく、浄めの砂とされています。
楼門と玉橋
朱塗りの伽藍が優雅で、竜宮御殿のよう。。。
中門
奥に本殿、権殿が並立。
片山御子神社(片岡社)
片山御子神社は縁結びの神様、その日も結婚式が行われていました。
渉渓園
曲水の宴が催される庭。「曲水宴」とは、平安朝の宴で、小川に盃を流し、目の前を通り過ぎる間に歌を詠む貴族の遊び。
御神木「睦の木(むつみのき)」
樹齢300年以上のスダジイの木(シイノキ)は、ひとつの根から何本も幹が伸びていて、家族の絆や結びつきを見守る御神木。
願い石
「渉渓園」には龍の住む池があったとされ、その池の底から出土された石。陰と陽が極まり融合した(実った)姿を表す陰陽石(おんみょうせき)です。ふたつの石が合わさった形をしていて、両手で同時に触れると、願いが叶い、深い絆で結ばれるとされています。
ならの小川
「風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆の歌碑)百人一首に収められた歌。
苔生す社の屋根
境内には清流がさらさらと流れ、澄んだ風がそよぐ神聖なるスポット。1300年の時を超えて脈々と流れる、偉大なる古代からのパワーを感じる神社です。
万葉集に詠まれた「藤袴(ふじばかま)」
✧ noboru & ikuko
上賀茂神社(賀茂別雷神社)
京都市北区上賀茂本山339
Tel:075-781-0011
【開門時間】
二の鳥居内 05:30 〜 17:00
【駐車場】
参拝者駐車場 06:00 〜 22:00
170台(境内維持管理協力金として30分100円)
【HP】上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)