2019年9月30日(月)
音威子府村(おといねっぷむら)筬島(おさしま)にある「砂澤ビッキ記念館」。
現代彫刻家・砂澤ビッキが、音威子府村・筬島(おさしま)の自然に魅せられて移り住み、旧筬島小学校跡地にアトリエ兼住居として彫刻活動を継続。
2004年にアトリエを改築してオープンした砂澤ビッキ記念館。砂澤ビッキ記念館には、57歳で亡くなるまでの11年間に製作した約1000点の作品のうち200点余りが展示されています。
※ 砂澤ビッキ:1931年、アイヌの両親のもと、旭川市に生まれる。本名は:砂澤恒雄(ひさお)、「ビッキ」(カエル)は愛称。1989年57歳で死去。
外観
館内の様子
絵画
樹鮭(さけ)
木に緑の顔料を塗り込んで、ブロンズの緑青に見立てて作品。彫り込まれた文様はビッキオリジナル。
樹蜂(はち)
緑の顔料を塗り込んだ木彫。
トーテムポールの木霊(こだま)
かつて音威子府駅前にあった高さ15mのトーテムポール「オトイネップタワー」が分割されて横たわっています。作品が土に還っていくような設置状態です。
ビッキからのメッセージ
ビッキ氏の写真、「デスマスク」、左手小指はめていた外国コインの「指輪」、「骨壷」などがライティングされ、ビッキとの対話を図るスポット。
ビッキのデスマスク
森 午前3時の部屋
午前3時頃に「ひらめき」を感じながら、作業をしていたビッキの作業道具、木彫の作品が展示されています。
樹華(きばな)
中央に設置された「樹華(きばな)」。
樹氣(きき)との対話
暗闇の空間に、水が張られ、水音が響き合う、十字架を思わせる大型作品。木と水と光が混じり合う異空間。かつて体育館の洗い場であり、ビッキがキッチンとして使用していた場所。
INAI INAI BAR・いないいないばぁー
ビッキ氏が店内装飾を手描けた、札幌ススキノニューオリンピアビル地下のスタンドバー「INAI INAI BAR・いないいないばぁー」を移設した空間。
「いないいないばあー、あなたお帰り?」の文字。。。
ビッキ氏と木の魂が、混じり合い響き合う感覚が伝わってくるような空間に、感動し心震わせたひとときでした。
その他の写真
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☆ noboru & ikuko
砂澤ビッキ記念館
北海道中川郡音威子府村字物満内55 エコミュージアムおさしまセンター
Tel:01656-5-3980
【営業時間】09:30〜16:30
【定休日】月曜日(祝日時は翌日)
【駐車場】10台分程
【ホームページ】砂澤ビッキ記念館