2017年4月25日(火)
今回訪れた街は、「歌志内市」。かつては、4万人以上の人々が住み、炭鉱で栄えた市でしたが、エネルギー源が石炭から石油に移り、炭鉱は閉山。現在は人口3,489人(2017年3月現在)、全国で最も人口の少い市です。
1984年(昭和59年)頃に放送された倉本聰氏の脚本による日本テレビ系ドラマ「昨日、悲別(かなしべつ)で」に登場した「悲別ロマン座」は、今はもう悲しい姿に。。。
歌志内市には、農家も農協もなく、壊れそうな古い住宅と新しい住宅が入り混り、なんとなく寂しい空気に包まれた街。。。
「道の駅うたしないチロルの湯」の売店には、地元のお母さんたちが昔ながらの製法で漬けた漬物が人気!
30種類以上が用意され、試食もできるので嬉しい、美味しい!
レストランが併設されていて、メニューの中でも、地元名物が「なんこ定食」「なんこ丼」など。なんことは、馬の腸を味噌でじっくり煮込んだもの。
柔らかくて味わい深い鍋で、3種類のお漬物、切り干し大根、味噌汁とご飯がセットになっています。
素朴で温かくて、ほっとする味わいでした。
そして名物となっているのが、かもい岳スキー場(西ゲレンデ)にある樹齢400年以上と言われるカツラの巨木「代継ぎの桂」。
カツラだけでなく、ナナカマドなど数種類の別の樹木が合わさって太くなったと考えられているようです。(高さ 27m、幹周9.1m、 直径 2.9m)
スキーシーズンには、スキーヤーの皆さんを見守り続けている山の神様のような存在の御神木なのかもしれません。
昨日悲別で
少年が生まれ
今日悲別で
少女と出逢った
明日悲別に
小さな灯がともる
「昨日 悲別で」 倉本聰
この倉本聰さんの言葉のように、
悲哀の流れの中に、ぽ〜っと小さな灯がともるような街なのでしょうか。。。
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・食べ処チロル@道の駅うたしないチロルの湯(歌志内市)で「なんこ定食」を頂く(2017年4月27日)
☆ noboru & ikuko
歌志内市(うたしないし)
歌志内市役所
北海道歌志内市字本町5番地
Tel:0125-42-3211(代)
【面積】55.95 km2
【人口】3,489人(2017.3.31)
【高齢化率】46.3%(2016.1.1)
【ホームページ】歌志内市