霜始降(しもはじめてふる)五十二候

2016年10月27日(木)

【10月23日(日)〜27日(木)】
二十四節気:霜降・初候
七十二候 :五十二候・霜始降(しもはじめてふる)

霜始降(しもはじめてふる)、
氷の結晶である霜が降り始める頃。

黒千石畑に雪。。。
黒千石畑に雪。。。

深々と冷えた朝、地面が霜で真っ白になった風景に出逢うことがあります。
まるで、雪が舞い降りてきたかのように。。。

霜は、夜から早朝にかけての急激な冷え込みにより、空気中の水蒸気が冷えて氷の結晶になったもの。気温が3℃でも、地表の温度が0度以下になるときに現れる現象のようです。

清少納言「枕草子 冬」の一節・・・

  冬はつとめて 雪の降りたるは いふべきにもあらず
  霜のいと白きも またさらでも いと寒きに
  火など急ぎおこして 炭もてわたるも いとつきずきし。。。

寒い冬の朝、炭をもって火をおこし、
せっせと動き回る様子が目に浮かんでくるような風景。。。

寒い時こそ、寒さに向き合って、
少しでも身体が温かくなるように動き回って、
寒い冬を乗り越えていきたいものです。

うっすらと雪化粧。。。
うっすらと雪化粧。。。

☆ noboru & ikuko