上賀茂神社 第42回式年遷宮 奉納劇「降臨」宮本亜門氏 演出

2015年11月30日(月)

10月下旬、上賀茂神社の第42回式年遷宮に伴い、境内において宮本亜門氏演出の奉納劇「降臨」が上演されました(10月23日〜25日の3日間で4回の上演)。

奉納劇「降臨」
奉納劇「降臨」
上演を待つ観客の長い列
上演を待つ観客の長い列

京都で最も古い神社のひとつである上賀茂神社は、天武天皇7年(飛鳥時代・678年)に創建。

賀茂別雷神社の歴史は神武天皇の御世(神話の時代)、賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)が神山に降臨した事により始まったとされています。

上賀茂神社第42回式年遷宮
上賀茂神社第42回式年遷宮

ご祭神は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。社の北にある神山(こうやま)が降臨地とされ、本殿・権殿は国宝(1953年指定)、約60棟ある社殿のうち、41棟は重要文化財に指定。さらに「古都京都の文化財」のひとつとしてユネスコの世界文化遺産と指定されています(1994年12月登録)。

平安時代中期の長元9年(1036年)、朝廷により式年遷宮が定められ、以来21年ごとに社殿が建て替えられ、900年を超える年月を経て、今年2015年10月には、第42回式年遷宮が行われました。

この神事に加え、今年は上賀茂神社創建以来初めての特別行事が開催。演出家・宮本亜門氏のオリジナル作品「降臨 KOURIN」を上演。この劇は、劇それ自体を神社に納める「奉納劇」です。

「山城国風土記」逸文内の「賀茂別雷神の誕生神話」を基にした作品。賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の娘である玉依日売(たまよりひめ)が小川で遊んでいたところ、川上より丹塗の矢が流れてきた。それを持ち帰り、寝床の側に置いたところ、懐妊して、天上界の神である賀茂別雷命が生まれたという神話を、今までにない斬新なアレンジを施した1時間弱の野外劇。

演出・宮本亜門氏の挨拶
演出・宮本亜門氏の挨拶
京都市・門川大作 市長との舞台前のお話
京都市・門川大作 市長との舞台前のお話

上演にあたり、神社境内に特設舞台と観客席が設けられ、宮本亜門さんの素晴らしい演出により、映像や照明の最新テクノロジーを使い、お芝居と踊り、竹笛、能管、和打楽器による演奏、衣装、照明(光)が巧みに織り成された荘厳な奉納劇となりました。

女優の小雪さんが語り部を務め、演じるは、 尾上紫 氏、藤間信乃輔 氏、団時朗 氏他豪華キャストの方々。

語り部を務めた小雪さん
語り部を務めた小雪さん
出演メンバーの方々
出演者ーの方々

舞台は、社の北に「神山」の神聖なる樹木がそびえ、右手から13夜の名月が昇り、月明かりを照らす。社殿にプロジェクションマッピングで炎の演出。さらに、神が降臨するというクライマックスのシーンでは、観客者に渡された偏光フィルム板に神様の影が映し出されるという幻想的な瞬間を描く。

月明かりと最新テクノロジーの光の共演
月明かりと最新テクノロジーの光の共演
細殿の前に鎮座する、賀茂別雷命が降臨したとされる神山を模す立砂
細殿の前に鎮座する、賀茂別雷命が降臨したとされる神山を模す立砂
クライマックスシーンに使用された偏光フィルム板
クライマックスシーンに使用された偏光フィルム板

1千年の時を超えて、古代から現代に流れ、受け継がれていく魂の融合が感じられるような瞬間でした。

「目に見えないが、心で感じる神様は、生きとし生けるものすべてに存在する」ことを実感する奉納劇です。この貴重な瞬間を、皆様とともに共有・実感できたことを心から感謝いたします。ありがとうございました。

降臨の光
降臨の光

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上賀茂神社(賀茂別雷神社)

地図:上賀茂神社(賀茂別雷神社)京都市北区上賀茂本山339
Tel:075-781-0011

【開門時間】
 二の鳥居内 05:30 〜 17:00
【駐車場】 
 参拝者駐車場 06:00 〜 22:00
 170台(境内維持管理協力金として30分100円)
【HP】上賀茂神社(賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)

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